朝青龍的なイケメンギタリスト率いるアホの子しかいないスピード狂バンド Ultra Beatdown(Dragonforce)
やたら長いタイトルですが、彼らを表現するにはこの言葉しか思い浮かびませんでした。
イギリスのメロディックスピードメタルバンド、Dragonforceの4作目。
今までに(今2014年10月27日)オリジナルアルバムは6枚出してますが、なんでこんな半端なのからレビューするかは後程。
ドラゴンフォースの魅力と言えば、「速い、長い」なんですが、
●速い
平均的にBPM180超(1分間に4分音符が180回、8分音符なら360回、16分なら720回)位のテンポの曲ばっかりです。曲によっちゃ平気で200超えます。ちなみに今まで6枚のオリジナルアルバムで一番速い曲はBPM240。スネアの16分連打とか、もうギャグにしか聴こえません。
フツ―いくらメロディック"スピード"メタルとはいっても、せいぜいテンポは190位まで、200を超えるともうデスメタルとかブラックメタルとかの領域でしょって感じになるんですが、これらはちょっと特殊なアレなので…。
つまり、日本で言えばX JAPANのBLUE BLOODとか、Xとか、Silent Jealousyとか、Stab Me In The Backとかは、メロスピの中では基本テンポは十分速い部類に入るのです。
しかし、このアホの子たちはそんなテンポものともしません。
「俺ら?スピードだろ?ウワーッハハハーーー!!!(こんなこと言いません)」
位の勢いでとにかく速い。
でも、メロディはきっちり耳に残るし、凡百のメロスピバンドのアルバムに彼らのいわゆる「よくもなく悪くもない曲」が一曲混じってるだけで、多分キラーチューンと言われる評価を受けるんだろうなーってくらい出来はいいのです。
●長い
1曲あたりの長さ7分とか当たり前です。その大半を占めているのは延々果てしなく続く楽器隊(主にイケメンのギター)のソロパート。暴走族の「パパラパラパラ パラリラパラリラ」的なソロが延々続きます。ツインギターのハモりでもこれやるんだもん、どんだけだよ。
さて、そんな常識はずれの速い曲を延々やりまくる人々がどんな人たちかといいますと…
↑
このザマですよ(苦笑)
歌詞カードの最後のこのページが一番彼らをよく表してるよなーと思ったんで。
だってドラゴンフォースの場合何やったって「ネタだよネタ、あっはっはー♨」で済まされそうなんだもん。
尚、このアルバムを最後に初代ヴォーカリストのZPサート氏(ハンドマイク構えている御仁)は脱退、後任はマーク・ハドソンという声に癖のないヴォーカリストが入りました。