さわやかロックバンド復活の名作 Come Alive(Terra Nova)
オランダのメロディアスハード(略してメロハー)バンド、Terra Novaの当時5年ぶりのアルバム。
Terra Novaって、マイナーなのかなー。洋楽買う時に和訳はジャマだと思ってるから、ボーナストラックない場合輸入盤で買うんだけど、渋谷のタ○レコ(これは発売と同時に買ったからどこで買ったか覚えてる)にあんまり枚数置いてなかった気がする。俺の中ではこのジャンルではFair Warningや派生のDreamtide、Gotthardとかと並ぶ位好きなんだけど。
このバンドの曲にはメタルに対する耐性も聴き込んで慣れる必要もありません。非常にわかりやすいメロディ、アレンジ、ラブソングが多いかつストレートな歌詞、楽曲は基本キャッチーかつポップかつサワヤカ、バラードは徹底的にこってこて。ハードロックやへヴィメタルを聴いたことがないまま敬遠していた人の、このジャンルに対するイメージをがらりと変えてくれることでしょう。
Terra Novaはメタルではないと思うけど(笑)。
ヴォーカリスト兼リーダーのフレッド・ヘンドリクスはずば抜けたシンガーではないし、ギターもベースもドラムもキーボードも、このジャンルとしては難しいこと大してしてないんだけど、曲全体でまとまった時、全部がかっちりハマって聞こえるんですよねえ。
なんつーか、夏の湘南の海沿いとかを窓全開で車でぶっとばしながら聴きたいバンドです。
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音楽は受け取り方が様々なので、俺なりの表現を考えてみた。
このアルバムも非常にいい曲ぞろいです。イメージだけでメタルを敬遠していた日本人はぜひお手に取っていただきたいですね。そしてコッチの暗黒音楽の世界にどっぷり沈んでくる人を増やしたい(笑)。
さて、曲リスト。
1.Come Alive
2.Fighting Yourself
3.Holy Grail
4.Here Comes The Night
5.Those Eyes
6.Under Pressure
7.Do Or Die
8.Who Can You Count On
9.My Own Way
10.The Final Curtain
このバンドの傾向ですが、どのアルバムも前半の曲の密度高すぎです。中盤はなんとなくつなぎの曲でリスナーを休ませて、終盤、特にアルバムラストで大作バラードを持ってきて余韻に浸らせる終わり方するってパターンだったんですが、このアルバムは名曲を結構散らしてますね。
圧巻は1~3のキャッチーさ。ハードロックやへヴィメタル入門用としても、背骨が重金属でできてるっていうような筋金入りなメタラーも楽しめる名作のアルバムです。
一曲ピックするとしたら、2トラック目のこれ。応援ソングですね。こういう曲やらせたらこのバンドメチャメチャいい曲作ります。和訳つきの動画見つけたんで、そっちはっときます。俺が見る限り致命的な誤訳もないです。
Fighting Yourself
TERRA NOVA - Fighting yourself ★日本語訳の歌詞(lyrics)つき。 - YouTube