重金属とJapanese Public Bath的な

へヴィメタルレビューと銭湯めぐりレポ。たまに街歩き感想も書くかも。更新は不定期です。

勉強のやり方まとめ(勉強の手順と準備)

 さて、このカテゴリでは前回勉強の大前提と能力が伸びる基本的なステップを書きました。今回は勉強の手順と準備についてです。

 このカテゴリではあくまで俺の今知ってる限りの最短距離を走る方法を書きます。この記事書き始めてからアクセス数が一気に増えたので、ある試験とかある分野とかに限定しては書きません。必要なら例として大体の人の最大公約数的な大学受験を引き合いに出して話すのがわかりやすいと思いますので、そちらで話します。

 俺より勉強経験少ないと思われる方はとりあえず俺の言うことを猿真似してみるのが一番早いです。俺より勉強経験多いか同等だなって思う方は役に立つなと思うことを拾い読みでいいです。基本的にはそれが正しい勉強のやり方ですから(笑)

 資格試験も社会人のスキルアップも勉強である以上は基本的には変わりません。

 (ちょっと講義調だけど許してちょ。)

A.勉強の手順について

 細かいインプットの方法、問題練習なりアウトプットの方法はまた別記事で書きますが、最短距離を走るための勉強の手順の基本は、

 1.本を読んでイメージを掴んだらすぐに問題練習をする。

 2.必要なら授業or講義を聞く

 この繰り返しです。

 あれ?普通は

 1.授業or講義を聞く

 2.復習する

 3.問題を解く

 じゃないの?って思われるかもしれません。でもそれは違います。

 それをお分かりいただくには本で独学するのと講義を聞くという2つの勉強方法の長所、短所を書くのがいいでしょう。

●本での独学の長所

・勉強できるテンポが速い ・どこでもできる ・自分で自由にわからないところに戻ったり先に進んだりできる

●本での独学の短所

・馴染みのない分野はイメージがつかみにくい 

★講義or授業の長所

・(教え方のうまい先生に当たれば)イメージがつかみやすい ・良い先生なら効率的な勉強のやり方を教えてもらえる

★講義or授業の短所

・勉強のテンポは先生の授業スピードを超えられない ・わざわざ授業に出る必要がある ・先生の知識レベルが低かったら無駄 ・わからないことがあっても先に進んでしまったらもう後には戻れない 

・中学高校だと「宿題」というものを出されて、アホな先生に当たるとイミのない宿題もやらなければいけない(俺は無視しましたけど。中学の時は学年トップ、高校3年9月以降は得意科目では先生よりできますから、という成績を背景に、先生の言うこと聞かなくても俺できますから、位で。高校3年9月までは体育音楽以外全科目学年ビリクラスの成績を背景に、俺どうしようもありませんから、位で。笑)

 

 といったところです。

 ここから考えると、いい先生と悪い先生の見分けができるようになります。

 良い講義or授業というのは、イメージがつかみやすいように先生がわかりやすく噛み砕いて、身近な例を使って教えてくれる授業です。

 反対に考えれば、先生がテキストや教科書を音読するだけとか、ただ英文をダラダラ和訳するだけのような授業なんか聞かなくていいということになります。

 初心者は確かに学校なり予備校なりスクールなりで講義を聞くのが最初はいいです。ただし、あるレベルを境に本での独学に切り替える方がいいですね。あるレベルっていうのは講義聞いてイメージ掴めるレベル、10%もなんとなくわかってる程度のレベルで十分です。それ以上講義聞いていても時間が無駄に過ぎるだけですから。

 ということで、通学できる範囲に住んでいても、講義や授業は通信教育でDVDなりCDなりになっているならそれを選択する、というのは賢い方法です。

 

B.勉強の準備について

 勉強の準備は、

 1.やることを絞る

 2.教材を準備する

 これだけです。では、それぞれのステップの解説。

1.やることを絞る

 その分野について最初に勉強するときは、手を広げすぎたってどうせ消化できません。ここでつかんでおくべきは、合格する可能性を高めるためには、何をどれくらいやればいいのか、というだけのことです。

 ここは予備校に頼りましょう。予備校やスクールのいいところは、教え方のうまい先生がいる、ということよりも、膨大に過去のデータを持っている、教材を作ってくれる、問題の予想をしてくれる。こっちのほうが大きいです。

 勉強をする上では、「自分でしかできないことに精力をつぎ込んで、ほかの余計なことはやらない」という考え方が重要になります。

 だから教材の準備、過去問の分析、そういったことは予備校に任せちゃいましょう。

「でも、予備校ってお金かかるでしょ、お金ない人はどうしたらいいの?」

 安心してください。予備校はだいたい無料ガイダンスをやってます。あちこちの予備校の無料ガイダンスに潜ったり、ガイダンスのDVDが無料ならもらったりして大体のイメージをつかめばいいんです。お金がないなら無いなりの勉強方法ってちゃんとありますから。俺もお金ない状態で勉強してましたしね(笑)

2.教材を準備する

 最初に使う教材は「その科目の内容を概ね全範囲(深くなくていい)書いてある本で、その勉強をするみんなが使っているスタンダードなもの」が正解です。何がスタンダードかは自分で勉強する分野を調べてください。

 スタンダードなものを使う意味は、「みんなが知っていることで自分が知らないことをなくすため」これにつきます。

 ただし、高校の先生とかで教材研究に熱心でない人の話は聞かないほうがいいでしょうね。

 例えば俺、大学受験の時に高校の先生になんの本使えばいいですかねーって聞いたんですが、そこで勧められたのが「ロイ○ル英文法」っていう化石みたいな本でした。(笑)

Amazon.co.jp: ロイヤル英文法―徹底例解: 綿貫 陽, 須貝 猛敏, 宮川 幸久, 高松 尚弘: 本

 買ってみてやったはいいんですが、カップラーメンができる前に嫌になってそれ以来開かず、さっさと売っちゃいましたね(笑)

 これは英文学者とかそういうのになりたい人が読む本でしょー。英語話せるようになった今でもこんな本読む必要はないって断言できます。

 で、勉強なんか嫌になって、でも大学受験の勉強をしなければならなくなった時、予備校のサテライン授業を取って教えられた本がこれ。

Amazon.co.jp: 今井の英文法入門―代々木ゼミ方式: 今井 宏: 本

 薄いですよー。記述も噛み砕いてあってわかりやすいですよー。俺今に至るまで英文法の勉強ってこの本一冊しかやったことないです。

 この二冊を読み比べてみると、「いい授業」「悪い授業」っていうのはこういうことなんだってわかるようになりますから、もし見かけたら手に取ってみるのもいいかもしれませんね。

 さて英語で例を引きましたが、最初に選ぶ本は、「みんなが使っている本の中でイメージがつかみやすいもの、わかりやすいもの」をひと科目一冊だけ選んでください。

 お金のない人は中古品でいいんです。次の記事で書きますが、どうせ汚すしボロボロにしちゃうんですから。

 では次の記事では「知識の入れ方の基本」を書こうと思います。