重金属とJapanese Public Bath的な

へヴィメタルレビューと銭湯めぐりレポ。たまに街歩き感想も書くかも。更新は不定期です。

カボチャがつくったウサギのアルバム Rabbit Don't Come Easy(Helloween)

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 今回は掟破り、裏ジャケで行きましょう。どぉーですこの小生意気そうなウサギちゃん。

 ジャーマンメタルの大御所、Helloweenの11thアルバム。

 この前作のThe Dark Rideでギターのローランド・グラポウとドラムのウリ・カッシュが喧嘩別れで脱退、彼らはMasterPlanを結成したんでしたな。

 ローランド・グラポウは個人的にどうでもいいけど、ウリ・カッシュは辞めないでほしかったなあ。。。Better Than RawのRevelationとか、The Dark RideのMr.父ちゃん、じゃない、Mr. Tortureとか、メロディメーカーとしても手数の多いドラムスタイルも大好きだったんだけどなあ。

 で、このウサギちゃんのアルバム。マイケル・ヴァイカートは「欠点のないアルバム」って言ってたし、確かに粒のまとまった良い曲ぞろいなんだけど、なんか印象は散漫って感じ。新ギタリストのサシャ・ゲルストナーも上手いなーと思うんだけど、一言で表すなら、「散漫なアルバム」。

 Chameleonほどの迷走ではないので良いんですけどね。

 その理由は、マイケル・ヴァイカートの曲がなんか弱いんだよなあ。。。

 どうもハロウィンは、ヴァイキーの曲の出来が悪いと、そのアルバムの出来も悪いって思いがちなありがちメタラーです。

 Nothing To Sayとか、何回か聴き込まないと良さ分かんなかったぞ。その何回かが結構苦痛だった。こんなの初めてだったよヴァイキーの曲で。

 ここまで散々書いてきてなんですが、決して悪いアルバムではないんですよ。でも、Helloweenならもっとできるでしょ?!って。。。何だろ、クラストップの成績で、100点とって当たり前の子が70点取っちゃって、どーしたの?って言われるような、KOして当たり前のハードパンチャーが相手のラッキーパンチもらいまくって判定負けしちゃった的な…。

 アンディ・デリスの作曲センス、メロディセンスに助けられたなーこれってアルバムです。

 アンディ・デリスは理想のお父さんです。ドイツ人なのに子供の頃ビア樽に落ちて溺れてからビールが飲めない、でもカプチーノは大好き、作曲センスは抜群、拳銃所持免許持ってるからもしかしたら休みの日には息子連れて「お母さんには内緒だぞ」って言いながら銃撃たせてたりとかしてたかもしれない。うあああああ

 ↑

 妄想。

 ということで、このアルバムではバラード、Don't Stop Being Crazyがお気に入り。この歌詞って完全にアンディがヴァイキーに向けて書いてる曲だよね。男の友情って奴。

 おホ○だちではないことを切に願う。

 


Helloween - Don't Stop Being Crazy [Lyrics] - YouTube

 曲リストはこちら。13トラック目は先輩バンドのAcceptのFast As A Sharkのカバーとなっております。

 

1. Just a Little Sign
2. Open Your Life
3. The Tune
4. Never Be a Star
5. Liar
6. Sun 4 the World
7. Don't Stop Being Crazy
8. Do You Feel Good
9. Hell Was Made in Heaven
10. Back Against the Wall
11. Listen to the Flies
12. Nothing to Say
13.Fast As a Shark
 どれも佳曲だから全部太字にしたけど、うーん、キラーチューンと言われると…ってのが残念。でも次回作は完全復活しましたよぉー。